福田小学校図書室訪問
町図書館では子どもの読書推進のため、司書による学校図書室訪問を実施し、学校との連携による学校図書室のさらなる充実と利用促進を図っています。
令和元年度 分類などサインの見直し
2階図書室は、棚上部に分類の看板が置かれ、棚ごとに分類順に配架されていました。少しサインが小さめで、また棚の上部にしかないので、わかりにくい部分もありました。
分類記号シールの色に合わせた看板を作成し、棚さしも作って配置することで、より配架をわかりやすくしました。
<サインBefore>
<サインAfter>
平成30・31年度 教科書掲載コーナーの設置
町内の小学校図書室は電算化されておらず、分類も1ケタの請求記号がついているのみで、目的の本が非常に探しにくい状況です。学校図書室ではまず、授業で使用する頻度の高いもの、国語の教科書に掲載されている本を別置することとしました。
教科書掲載本の一覧表を作成し、本を置く棚を確保しました。掲載の本は見つけ次第、背にラベルを貼りつけて、この棚に別置していきます。
<分類記号の上に「教科書掲載」のラベルを貼りつけ>
<2階図書室の教科書掲載本コーナー(3年生~6年生)>
<1階図書室の教科書掲載本コーナー(1~2年生>
平成30年度 部屋としての整備、棚の整理
福田小学校は、2階に図書室があるほか、1階の会議室の1部、階段にある棚も図書コーナーとして利用していました。
2階の図書室の棚は本がぎっしりつまっており、数の多い分類は該当の書架に収まらず、他分類の書架に混ざって置かれていました。そして、机に並んだデスクトップPCが大きな存在感を放っていました。
階段の棚は世界の歴史や伝記もの、絵本や文学などさまざまな分類が置かれ、おすすめ用紙の設置など通りすがりに見てもらう工夫がなされていましたが、砂などにまみれて傷んでいる本も多くありました。
2階図書室
まず、PCについて学校へ相談し、図書室として使えるように整備していただきました。机の配置を変えていただいて図書支援員さんが整えると、子どもたちがゆっくり本を読める空間へと変わりました。
書架は古い本や汚損した本を抜き出して、廃棄候補として部屋の隅にまとめ、棚に表紙をみせておける余裕をもたせました。1列だけでもだいぶ印象が違って見えます。
<2階図書室Before>
<2階図書室After>
階段の図書コーナー
まず本棚を清掃しましたが、人の通りと風の通りが激しいため、常に汚れやすいことがわかりました。そのため、この棚に本を常設するのはやめ、展示コーナーとして入れ替えながら活用するのはどうか、と提案しました。
テーマをきめて入れ替えることで、常に目新しく、棚としての統一感・季節感も出すことができます。
多くの本は図書室に引き上げ、傷みの激しいものは廃棄候補として別置しました。
<階段の図書コーナーBefore>
<階段の図書コーナーAfter>
1階会議室図書コーナー
1階会議室は1・2年生の教室と隣接しているため、主に低学年向けの絵本や読み物が置かれていましたが、一部内容が難しすぎるものもありました。また、ほとんどが読みものであったため、4類の昆虫や動物、5類の乗りものなど、他の分類の低学年向けの本も配架することとしました。
<1階図書コーナーBefore>
<1階図書コーナーAfter>