釣師浜漁港の新地地方卸売市場が12月4日に再開され、約10年ぶりに競りが行われました。
再開に向けては、東日本大震災の津波により流失した荷さばき施設を復興交付金を活用して2018年3月に再建し、2020年春の競り再開を目指していましたが、試験操業中で水揚げ量が少なかったことや新型コロナウイルス感染症などの影響が重なり、時期を見合わせていました。
相馬双葉漁港の管内では3カ所目の再開となり、これまで水揚げされた魚は相馬原釜市場に陸送されていましたが、この市場の再開で漁業の本格操業に向けての一歩となります。
この日は刺し網漁などで取れたカレイやサワラなどが水揚げされ、約10社の仲買人がそれらを競り落としており、活気あふれる市場となっていました。
新地町文化協会主催の新地町文化祭が文化交流センター、町保健センターで2週にわたって開催され、12月12日・13日にステージ発表、12月19日・20日に作品展が行われました。
ステージ発表では8団体が日本舞踊や民謡、楽器の演奏などを披露し、作品展示では、絵画や書道など会員の作品のほか、町内の学校生徒の作品が展示され、日頃の活動の成果を披露しました。
今回は感染症の影響により開催が危ぶまれましたが、継続してきたものを絶やしてはいけないと関係者の努力によって実現した文化祭となりました。
斎藤崇淳さん(岡)が全国社会福祉協議会会長より社会福祉協議会功労者として表彰され、12月15日に大堀町長から伝達が行われました。
斎藤さんは平成元年に町社会福祉協議会の理事に就任してから現在まで長年にわたり、会の事業計画や運営に携わっています。
住民目線で福祉サービスの充実や利便性の向上を目指し、地域福祉に貢献していることが認められ今回の受賞となりました。
株式会社ADEKA相馬工場と株式会社ADEKA労働組合相馬分会から12月17日、町へ寄附をいただきました。
高橋真木雄工場長、星真人相馬分会長が町役場を訪れ、目録を大堀町長に手渡しました。
同社からの寄附は震災以前より継続していただいています。寄附金は教育振興に充てられます。
町の特産品として親しまれている純米吟醸「鹿狼山」の完成発表会が12月17日、鹿狼の湯で行われました。
今回完成した「鹿狼山」は、やや甘口で酸味が少なく飽きのこない味に仕上がったとのことです。
発表会でお披露目された「おりがらみ」の販売は数量限定で町内の酒店やコンビニエンスストアなどで購入できます。
12月23日、町の社会教育委員として長年尽力いただいている大須賀昇さん(上ノ町)と加藤澄子さん(杉目)がそれぞれ表彰を受け、大堀町長より伝達が行われました。
大須賀さんは平成20年、加藤さんは平成26年から社会教育委員として町や相馬地区の社会教育、生涯学習などの推進・発展に尽力され、大須賀さんは東北地区社会教育委員連絡協議会、加藤さんは福島県市町村社会教育委員連絡協議会よりそれぞれ表彰されました。
令和3年成人式が1月10日、文化交流センターで行われ、町内では93名の若者が成人を迎えました。
大堀武町長が式辞を述べ、遠籘満町議会議長、荒秀一県議会議員が祝辞を述べ、新成人の門出を祝福しました。
「二十歳の誓い」では新成人代表の2名が成人としての決意を発表しました。但野悟司さんは、「新成人になった今、社会の一員として自分のことだけでなく他の人への配慮も忘れない大人になることを誓います」と頼もしく、丸田紗也佳さんは、「20歳という大きな節目を迎え、立場はそれぞれですが、ひとりひとりが自分の行動に責任を持ち、社会の一員として前向きに歩んでいくことを誓います」と決意を述べました。
新地町消防出初式が1月15日、町総合体育館で開催され、町消防団員など関係者約50人が参加しました。式では、大堀町長の訓示や各種表彰が行われました。
令和2年度新地町交通安全表彰式が、1月15日、町役場で行われ、式では町の交通安全に取り組まれた団体・個人の皆さんに各種表彰が行われました。
その後、子眉嶺神社にて交通安全祈願祭が町交通対策協議会や関係団体など約10人の参加のもと行われ、今年一年間、交通安全に取り組み、事故のないまちづくりを誓いました。